2025/10/26 22:59
最近AIに言われた「サービス精神の暴走」という言葉が、妙に心に残っています。
誰にも頼まれていないのに、良かれと思って頑張りすぎる。
そんな自分の生き方そのものが、Sovjeの服づくりにも重なっているなと感じています。
“サービス精神の暴走”というのは、Sovjeではなく、別の仕事の相談をしていた時にAIが使った言葉でした。
でもそのパワーワードが、あまりに自分にぴったりで、しばらく動けなくなるくらいハッとしました。
私は昔から、無駄に責任感が強く、そしてサービス精神が旺盛過ぎる。
誰かのために良かれと思って動きすぎて、気づけばキャパオーバー。
それって仕事に限らず、人生のあらゆる場面で共通しているなと思います。
Sovjeの服づくりでも、
「みんなに喜んでもらいたい」という想いが暴走してしまう時があります。
「これがあるなら、あれもあった方がいいかも」
「スタイリングの幅を広げたい」
そうやって芋づる式にアイディアが止まらなくなり、
結果、自分を追い込んでしまう。

甘く見ていたわけではないけれど、
期待を抑えて始めたぶん、想定外の難しさに何度もぶつかりました。
前例も実績もない中で、どのくらいの数を作るかという判断を誤ったのは仕方ないことかもしれません。
独立する前から原価計算はしていました。
でも実際にやってみると——
生地・付属・ブランドネーム・洗濯ネーム・パターン代・サンプル代・送料・プレス代・縫製工賃・染め工賃・プリント工賃・下げ札・袋・ハンガー・撮影費用・レンタルスペース代、印刷代、広告費、在庫保管費用等…。
とにかく先にお金が出ていく。
売れるまでは入金がなく、資金繰りとの戦いの日々です。
昔は「大手って原価率25%でぼったくってるな」と思っていました。
つまり、1万円の服を作るのに実際にかかっているコストは2,500円程度。
それを自分でやってみて改めて感じたのは、
今のSovjeの上代(販売価格)だと、原価率は50%を超えてしまうということ。
みんなが買える現実的な価格に設定しているからこそ、
どうしてもギリギリの原価でやりくりする形になっています。
本来の採算を考えれば、1.4〜1.5倍の上代にしなければ成り立たないのが正直なところです。
それでも、素材や縫製の質を落としてまで安くしたくはなくて。
結局、自分が納得できるものを作ろうとすると、どうしても採算はギリギリになります。
少しでも上代を抑えようと枚数を増やせば、
今度は在庫に押しつぶされそうになる。
オンラインだけで売るということ、
無名の1デザイナーのブランドを知ってもらうということの難しさを痛感しています。

どんなに良いものを作っても、
それを必要としてくれる人のもとに届かなければ意味がない。
だからこそ、
“伝える”こと、“続ける”ことを諦めたくないと思っています。
Sovjeの服で、誰かの毎日が少しでも豊かになったなら。
それが、続けていく理由です。

そんな想いを込めて、
11月7日〜9日の3日間、 中目黒のKAHOO gallery でPOP UPを開催します。
小さなブランドだからこその厳しい現実と、
小さいからこそできるこだわりのモノづくり。
その両方が、今のSovjeです。
もしお近くにお越しの際は、
ぜひ気軽に遊びにいらしてください。
服を手に取ってもらえるだけで、本当に嬉しいです。
無理せず、でも諦めず。
そんなペースでこれからも続けていきます。
どうか長い目で見守っていただけたら嬉しいです。

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