2025/07/21 17:30
幼少期の頃から色が好きでした。
何色が好きかと言われると選べないけど昔も今も好きなのは赤やピ
絵を描くのは得意ではないのだけど
何色に何色を合わせるみたいな
配色の妄想は常に考えてます。
ソブジェの様な個人のブランドの場合
小ロットなのでオリジナルで色を出すのが難しい。
また、生地屋でカラー展開されてる色は
明る過ぎたり、地味過ぎたり、
納得のいく色って中々無いんです。
そんな中、立ち上げ当初からやっているのは製品染め。
白でボディを作った後に製品染めを
加工屋さんで行っています。
写真の様な2.5センチくらいの小さいカラーチップ(見本)
チップはカットソーの生地ですが
実際に作る素材と組織や混率が違います。
例)
チップ→ポリエステルレーヨンのポンチ素材
実際に使う生地→綿100の天竺
そんな中ボディの形と色の想像を膨らませながら毎度選んでます。
※むら染めの時も同じです。
筒見本と呼ばれる状態で染め見本を作ってもらい何色にするか選びます。
そんな中今回選んだのは
vintage redとvintage sax
赤って着たいんですよ、皆んな。
着たい人多い。
(実際、ナイロンスカートも赤は完売してます)
けど丁度いい赤が無い。
目が痛くなる様な派手で強い赤じゃ無くて
燻んだえんじ色寄りでも無く
オレンジ寄りの朱でも無い赤。
赤の中にほんの少しだけ黒を足した様な
浮くことない、こだわりの赤が出来ました。
vintage saxは
濃いブルーと迷ってこの色にしました。
まだまだ暑い日が続くけど
少しグレーがかったくすみがあって
黒やグレー、ブラウンやカーキと
合わせても秋の立ち上がりのコーデに合う
絶妙なサックスです。
vintage blackは
黒をフロスト加工という薬剤で
色落ちさせる特殊な加工。
その時の気温や湿度によっても色味の出方、
加工の強さが変わるのも味です。
古着でしか出会えないような白っちゃけた黒
なんだけど
古着では売ってないスクエアスリーブの形。
最後のBlackは普通と真っ黒。
vintage blackだとカジュアル過ぎるという方にお勧め。
こちらは本来洗い加工しなくても納品出来るのですが、
合わせるため1washしてます。
製品染や洗い加工は必ず縮みます。
一枚サンプルで作って縦横何%縮むのか
パターンに組み込んで裁断してもらっています。
本当はある色の中から選んで縫製工場で
縫って仕上げしてもらってそのまま納品の方が楽だしコストもかか
色に拘り過ぎて手間暇かかってます。
トレンドに流されず、クタクタになるまで着て欲しいという思いをこめて
他にはない色と形に今後もこだわり続けます。
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