更新しようと思っては筆が止まり
書きたい内容が変わったりしてる間に2025年になってました。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
今年は色んな新しい試みに挑戦していく勝負の年になりそうです。
昨年12月、カットソーの縫製工場に行ってきました。
Sovjeの商品だと”みんな大好き(決めつけ)製品染め”のTシャツやスウェットシリーズを縫って下さってる所です。
裁断場には、これから仕掛かる他社さんの生地が反物(巻き)で広いスペースに
ブランドごとに綺麗に保管されてありました。
たまたま進行中だった他社さんの生地が何やらきれいな長方形に裁断されて積んであるのが目に入りました。
そこで社長から出た驚きの一言は
「これ全部ゴミなんですよ」
「え?全部???」(驚愕で敬語が出てこない・・・)
オリジナルの配色で糸から染められたシミも皺もない、きれいな生地で
レディースのLサイズの身頃が取れるくらいの充分に使える大きさです。
どうしてこんな事が起きてしまうのか
それはマーキングといって長方形の中から袖や身頃などそれぞれのパーツを埋め込むのですが
取り都合が悪いと大きく余りが出てしまう場合があるのです。
(雑な添付データ参照)
そうなると1着あたり何メートル必要かという用尺も増えてしまい高くなるので
パタンナーさんが詰めてくれてなるべく無駄の無いように
ブランド側、もしくはOEMメーカーがコストがあがらないよう工夫をするはずなのですが
柄合わせ等によるデザインの都合(シンプルなTシャツとタンクワンピでした)なのか
営業も生産管理も納期無くて確認不足なのかわかりません。
他にも大量に端切れ(これはどうしても出るレベル)があり
それも含めて廃棄物として出すと〇袋で〇万円という工場側の出費。
なんと勿体ないことでしょう。
サスティナブルの真逆いってますよね(涙)
すごく悲しくなりました。
私も過去に同じことをしていたかもしれません。
そういった過去の贖罪といっては大袈裟かもしれませんが
一部の生地は弊社で加工して製品にする事にしました。
何故そのまま引き取って使う事が出来ないかというと
他ブランドのオリジナルの生地だからです。
それをそのまま使うことはNGで
見た目がわからないように大きく変えてしまう必要があります。
加工する事で何かしらのエネルギーが発生し本当の意味でのエコにはならないかもしれないけど
アパレル業界にはびこる勿体ない事を少しでも回収していきたいと思っています。
#サスティナブル
って謳うのは烏滸がましいから
[MOTTAINAI]シリーズにしようかなと思ってます。
服になるのか小物になるのかも決まってませんが
ちょっとずつ進めていきます。